Ishikawa Takeyoshi Memorial LibraryTEL.03-3294-2266
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-9
石川武美(1887-1961)は、主婦の友社を創業し、戦前には日本出版配給の社長、戦後には東京出版販売の社長等を歴任し、東販の基礎づくりに貢献するなど、日本の出版界において多くの業績を残した実業家・編集者です。石川は、雑誌『主婦之友』の愛読者から得た利益を社会に還元したいという考えから、昭和16(1941)年、当財団を設立し、昭和22(1947)年、図書館を開設しました。
●石川武美略年譜
石川武美の生涯を年表にまとめました。
(出典:「お茶の水図書館の60年」より)
●「職場雑話」88話(「お茶の水図書館」) 一部抜粋
石川武美の図書館に対する思いが綴られています。
一般財団法人石川武美記念図書館(旧 財団法人石川文化事業財団お茶の水図書館)は、主婦の友社の創業者・石川武美(いしかわ・たけよし)によって、昭和16(1941)年に設立されました。
財団の設立当初から寄附行為(定款)には「公益に資するを以て目的とする」と明記され、この目的を達するために行なう事業として「図書館の経営」が掲げられ、現在もこれを継承しています。
石川は、出版事業とともに、女性の向上と家庭の幸福を願う理念から、昭和22(1947)年12月、女性専用の私立図書館「お茶の水図書館」を設立しました。開館から56年を経て、平成15(2003)年10月に専門図書館へ転身を図り、男性利用者にも門戸を開きました。
平成25(2013)年4月1日、当財団は一般財団法人へ移行し、(財)石川文化事業財団から(一財)石川武美記念図書館へと法人名称を変更しました。
現在は、近現代の日本の女性雑誌を蔵書の核とする「近代女性雑誌ライブラリー」と、成簣堂文庫・竹柏園本・武藤本を所蔵する「成簣堂文庫」の2部門から成っています。いずれの部門も、当館の資料の調査を目的とする研究者を対象にしています。
図書館事業から始まった当財団は、設立以来、多岐にわたる活動――国内外での講演会・講習会の企画開催、山本有三記念の文学賞・郷土文化賞の授賞、大正期『主婦之友』のデータベース化と検索システムの作成――を行なってきました。
こうした事業の成果を踏まえて、平成15(2003)年、女性雑誌と古典籍・古文書の専門図書館へと転身を図り、現在は、「近代女性雑誌ライブラリー」と「成簣堂文庫」の2部門による図書館事業を展開しています。これらの資料を対象に、資料保存対策を講じながら閲覧・利用に供しています。また、所蔵資料をテーマとする講演会や各種セミナー、展覧会等を開催し、研究者のみならず、一般の方々にもご参加いただける文化催事を開催しています。
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台2-9
TEL.03-3294-2266
FAX.03-3291-1836